2012年09月27日

★よい講演会とは?

今も並行して3本の本を書いています。

『目標達成力を高める「わくわくロードマップ」』。

『セルフパブリッシャー入門』。

『損害保険会社VS代理店』。

このほか、書き終えて、最終編集に入った本も5冊あります。

そこで、本を読んだ人が、もっと理解を深めるための

DVDをつくる段階に入りました。

そのため、楽しくて、ためになって、スカッとする

映像を作るために、研究を始めました。


今、4本の講演会のDVDを繰り返し観ています。

比較することで、より深く研究できます。

皆、ツタヤのビジネス・カレッジ・コーナーで借りました。

●斉藤正明氏の『マグロ漁船で学んだダメな自分の活かし方』。

●心屋仁之助氏の『もうイライラしたくないと思った時に読む本』。

●谷厚志氏の『心をつかむ!誰からも好かれる話し方』。


●セミナーとコンサルタント会社の社長の

『27万人を研修したトップトレーナー 心に響く話し方』。

この中で駄作は、最後の『心に響く話し方』。

ほとんど、心に響かず、眠くなった。

この社長、ルックスもスマートで、

話し方もスマートで、いかにも、

一流トレーナーという印象をうけるが、

それゆえに、親近感が沸かなかった。

さらに、言っていることも、30年前に、

アメリカから入ってきた選択心理学の理論を

復唱しているだけに聞こえた。

どこかで聞いた話ばかりで、

使い古された考えで、全く面白くなかった。

4人の講師の中で、最も稼いで、知名度のある

人の話が、もっともつまらないというのは、意外だった。



さて、ダメなものをみると、良いものが分かる。


話術は、谷厚志氏はピカイチ。

彼の講演をストップ・ウォッチを手にして聞いた。

その中で気付いたことは次の通り。

①抽象的な原理・原則論は、1分以内。

②基本的にエピソード中心に組み立てられている。

③エピソードの中にも、1,2分の「小話」と、

5、6分の「中話」がある。

④一つの主張を説明するのに、

小話を2、3個たたみかけ、そのあとに中話で、

盛り上げる。


⑤最初のつかみは、演者の失敗談で、一気に親近感を

高める。


⑥自慢話ぽい話は、「自慢話で、申し訳ありません」

と侘びを入れ、聞き手との距離を短くする工夫がある。

⑦話の登場人物のキャラクターを際立たせる工夫がる。


などなど、元お笑い芸人だけあって、

群を抜く話術だと思った。

ただ、言っていることは、斬新なことではない点が残念だ。


話術では、谷氏には劣るが、

話の内容、存在感では、斉藤正明氏はすごいと思った。

講師界の革命児だ。

講師の型を完全に破っている。

その服装は、マグロ漁船の漁師の格好。

印象は、オタクぽっくて、仕事が出来なさそう。

しゃべり方は、落ち着きが全くなく、早口で、

腰が引けている。

私が最初にダメ出した大きなセミナー会社の社長とは

正反対。

このダメダメ講師が、年収億を越す社長より、

面白い話ができ、人をひきつけるとは、痛快だ!


斉藤正明氏の話は、心に響く。

話の内容も、

「自分磨きなんて意味ない。

やめた方がいい。

ダメなままでいいじゃない」

と、一般的な講師の思考とは全く違う。

その存在感に、未発達で、成長途上の人間が持つ、

魅力を感じた。


セミナー、講師業界のイノベーターとして

今後注目したい。


あと、心屋氏は、

話術もそこそこ、

話の内容も、そこそこに斬新で、

面白い。

この4本の中では、平均点。




 






Posted by DR.まーぽん at 20:49│Comments(1)
この記事へのコメント
谷厚志です。

DVDをご覧いただき、ありがとうございました!
たくさんお褒めいただき、嬉しいです。

話の展開の分析も凄いです(^◇^)驚きました。
Posted by ご紹介ありがとうございます。 at 2013年10月13日 10:46
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