なんだか、ついてる社長日記

この夏、不思議な体験をしました。ドライブ中に看板から声がするのです。それも裏の声。不動産屋さんの看板から「ここはオレの縄張りだ！ほかの業者は手をだすな」とか、ラーメン屋さんの看板から「他の店はまずいぞ。オレの店が一番だ」とか。耳をふさぎたくなる暴力的な声でした。正直、怖くなりました。
この20年、私は「ザ・商人」でした。ミスター・ビジネスマンでした。一人一人がビジネスを一生懸命やれば、世の中がうまく回っていくと思って、私は疑いませんでした。
しかし、看板の声がふとした瞬間に聞こえるようになり、「ビジネスって、汚い部分が多い」と感じ、商人である自分から、距離ができました。
そういう意味で、私の人生が、この夏を期に反転し始めました。もちろん、今も商人です。さらに、社会的な使命のようなものを感じるようになりました。